米大リーグのパドレス対ドジャース戦が11日(日本時間12日)、サンディエゴのペトコパークで行われ、パドレスの松井裕樹は、メジャー移籍2年目での通算100奪三振を大谷翔平から奪いました。試合はドジャースが5ー2で勝ち、ナ・リーグ西地区の首位を守りました。
松井は2点リードされた七回から登板。一死後、大谷を打席に迎えました。カウント1ー2からの4球目、外角にスライダーを投げると、大谷のバットが空を切りました。これで対大谷は、通算7打数3安打2三振、今季は2打数0安打1三振となりました。
渡米1年目の昨季は64試合に登板し、4勝2敗9ホールド、防御率3.73。62回2/3で69奪三振でした。桐光学園(神奈川)時代は2年夏の甲子園で1試合22奪三振の大会記録を更新。プロ野球楽天時代は通算501試合、659回2/3で860奪三振をマークした奪三振率が高い松井。今季も29試合目の登板で27回2/3を投げて32奪三振となりました。
記録となる三振を喫した大谷は、4打席目まで無安打だったが、九回の先頭打者となる5打席目に右中間三塁打を放ち、8試合連続安打と、記録を伸ばしました。
今季もナ・リーグ西地区の優勝争い、さらにプレーオフも含めて最後まで優勝を競う可能性が高い両チーム。左腕の松井は大谷の打席で起用されることが多いだけに、2人の対戦は、重要な意味を持つものになります。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。