プロ野球は1日、交流戦前日程を終え、3日からセパ交流戦が始まります。過去の優勝回数を見ると、パ・リーグの14回に対し、セ・リーグは5回と、圧倒的にパ・リーグが優勢に立っているが、今年はどのような結果になるか、注目されます。

 2005年に始まったセパ交流戦。新型コロナの感染拡大で20年は開催中止となり、過去19回の成績を球団別に見ると次のようになります。

 最多優勝回数を誇るのはソフトバンクで、8回。次いで2回が4チームあり、巨人、ヤクルト、ロッテ、オリックス。1回はDeNA、日本ハム、楽天の3チームで、優勝ゼロは阪神、中日、広島、西武の4チーム。

 最高勝率は11年のソフトバンクが18勝4敗で.818。最低勝率は15年のDeNAが3勝14敗1分けで.176。

 チーム記録では、11年の日本ハムが、52イニング連続無失点に抑え、この間の5試合連続完封勝利と合わせて交流戦記録を達成しました。

 個人記録では、14年の則本昴大(楽天)が 1シーズンにおける交流戦史上最多となる4完封をマーク。19年には中川圭太(オリックス)が史上初のルーキーでの交流戦首位打者を獲得しました。

 このように、チーム記録も個人記録も、良い記録ははパ・リーグで、悪い記録はセ・リーグとなっています。

 パ・リーグが圧倒してきた交流戦だが、今年はセ・リーグが汚名返上となるかどうかーー。

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  1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。