楽天対西武戦が20日、きたぎんボールパークで行われたが、楽天の浅村栄斗内野手(34)はスタメンから外れ、途中出場もなかったため、連続試合出場が「1346」で途切れました。連続試合出場は、西武時代の2015年8月8日から続き、歴代4位、パ・リーグ記録は更新中でした。

 平成生まれ初の2000安打まで残り2本に迫りながら、3戦連続、13打席無安打が続いていた浅村に対し、三木肇監督は記録を途絶えさせる道を選びました。試合後、指揮官は「今後も彼(浅村)の力はチームにとって必要だが、球団、GMを含めて総合的に判断しました」と説明。

 浅村本人も「野球人生が終わったわけじゃない。切り替えてやるしかない」と強調しました。

 連続試合出場のベスト5は①衣笠祥雄(広島)2215②鳥谷敬(阪神ーロッテ)1939③金本知憲(広島ー阪神)1766④浅村1346⑤松井秀喜(巨人)1250。

 連続試合出場上位達成者には、大リーグでも偉大な選手の名が連なります。ルー・ゲーリッグ(ヤンキース)の2130試合が長らく記録として残っていたが、1995年9月6日にカル・リプケンJr(オリオールズ)が更新、リプケンJrは2632試合まで伸ばしました。

 浅村もまだまだ続行したい気持ちだったろうが、チームの事情での欠場となりました。しかし、年齢的にも、身体、技術面でもまだまだプレーは続けられるはず。今回の記録途絶で落ち込むことなく、頑張って欲しいものです。

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  1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。