米大リーグのドジャース対エンゼルス戦が16日(日本時間17日)、ドジャースタジアムで行われ、ドジャースの「1番、DH」で出場の大谷翔平は3試合連続となる16号本塁打を放ち、両リーグ通じて単独トップに立ちました。

 ドジャースは3点リードされた八回、一死走者なしの場面で、大谷に第4打席が回ってきました。ここまでエンゼルスの先発・コハノビツに対して中前打、四球、ニゴロ併殺打だった大谷。第4打席は3番手右腕・ゼファジャンに対し、カウント0ー1から2球目の内角に入ってきたスライダーをジャストミート。打球速度184.9㌔、飛距離126.7㍍の打球はバックスクリーンに飛び込む今季初の3戦連発弾となりました。

 16号は、ナ・リーグで並んでいたシュワーバー(フィリーズ)、ア・リーグトップのジャッジ(ヤンキース)をともに1本上回りました。

 3戦連発は、昨季2度あり、6月20ー22日以来。本塁打ペースは、この日の一発で「57.6本塁打ペース」となり、昨季の「54本」を上回りました。

 また、5月の月間本塁打は2023年のエンゼルス時代に放った8本が最多だったが、今季はまだ14試合目の時点で早くも自己最多を更新する9本目となりました。

 毎年、6月に入ると一気に本塁打ペースを上げてきた大谷だが、今季は、いわば「試運転」期間の5月時点で、驚異的なペースに突入してきたようです。

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  1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当 した某新聞社運動部元記者。