米大リーグ・ダイヤモンドバックス対ドジャース戦が11日(日本時間12日)、アリゾナ州フェニックスのチェイス・フィールドで行われ、ドジャースの「1番、DH」で出場の大谷翔平は、今季自己最長の9試合連続安打を放つなどで、チームの勝利に貢献しました。

 ダイヤモンドバックスの先発は、昨季14勝を挙げた右腕・ギャレン。第2打席まで凡退した大谷だったが、1点リードの五回、この回の先頭打者として第3打席に立つと、カウント1ー1からの外角低めのチェンジアップを弾き返して中前打。これで9試合連続安打をマークした大谷は、続くベッツの二塁打、フリーマンの犠飛で貴重な追加点となる本塁を踏みました。

 さらに六回、二死三塁の好機での第4打席では、2番手右腕・マンティプリーと対戦し、カウント1ー1から内角のカーブを捉え、右前適時打を放ちました。

 9試合連続安打は、今季自己最長で、昨季は12試合連続安打が最長。エンゼルス時代の2022年に記録した18試合が、メジャーでは自己最長記録となっています。

 大リーグの連続試合安打記録は、ジョー・ディマジオ(ヤンキース)が1941年にマークした56試合。日本人選手では、イチロー(マリナーズ)が2009年に記録した27試合。

 大谷は絶好調になると、四球、特に故意四球が増えるために、連続試合安打の記録更新は難しいが、それでもどこまで続けることができるのか、注目されます。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。