米大リーグ・タイガースの前田健太投手(37)が、球団から事実上の戦力外通告を受けました。今後は、トレード移籍、自由契約、タイガースとのマイナー契約が選択肢になるが、米メディア「アルバット」は、「前田の名前がドジャース加入の可能性として話題となっている」と報じました。

 前田は、2016年から4年間ドジャースに在籍し、合計47勝した実績があります。その間、2年連続でワールドシリーズ登板を果たしました。グラスノーやスネル、カーショウなど投手陣に故障者が続出しているチーム状況から、現実味があるとしています。

 一方、別のメディア「ドジャースウエイ」は、「ドジャースは投手陣の補強が必要だが、前田を獲得すべきではない。タイガースは前田を見捨てたのだ。ローテーションを埋めるための人材は前田であってはならない」としています。

 さらに、06年高校生ドラフト1位で入団した広島カープなど、日本の球団復帰の可能性も報道されています。広島の鈴木清明・球団本部長は「FAになったわけでもないし、話しようがない。他球団の選手についてはコメントできない」と話しました。

 前田はかつて、「最後は日本でプレーしたい」と話していたが、それが今なのか、まだ先なのか、現状ではわかりません。ドジャースなのか、広島なのか、他の球団なのかーー。注目していきたいと思います。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。