米大リーグのブレーブス対ドジャース戦が3日(日本時間4日)、アトランタで行われ、大リーグ移籍1年目のドジャース・佐々木朗希は、先発7試合目でメジャー初勝利を挙げました。大谷翔平は1本塁打を含む3安打1四球で、佐々木の勝ち星を援護しました。

 雨のため試合開始が予定より3時間6分遅れとなり、午後10時21分プレーボールとなりました。この影響が心配されたが、佐々木は初回、内野安打と四球で二死一、二塁のピンチで、マーフィーを154㌔の速球で三振に仕留めました。

 1ー1の同点の三回、大谷がバックスクリーンに勝ち越しのソロ本塁打。さらに四回は二死走者無しの場面で、大谷の中前打をきっかけに、5連打で4点加えました。

 佐々木はその裏、アルビーズの右越えソロ本塁打と、ホワイト、アレンの短長打で計2点失ったが、五回はこの試合初めて三者凡退に抑えました。結局、5回を投げ、投球数98、被安打6、奪三振4、与四球2、与死球1、失点3の投球内容で、勝利投手の権利を得て、マウンドを降りました。

 ドジャースのロバーツ監督は、佐々木の投球について「速球とコントロールが良かった。素晴らしい」と評価しました。

 打線の援護で初勝利を飾った佐々木だが、この試合ではスプリットが決まらず、直球とスライダーを中心に組み立てる苦しい投球でした。それでも粘り強い投球で「メジャー1勝」を果たした経験は、今後の投球にも生きてくると思います。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。