米大リーグ・ブレーブス対ドジャース戦が2日(日本時間3日)、アトランタで行われ、この日メジャー移籍2年目で初の月間MVPを獲得したドジャースの山本由伸が先発して4勝目を挙げました。
試合前、ナ・リーグの3・4月の月間MVPを受賞。日本人投手としては5人目、自身初の栄誉でした。4月まで3勝2敗、両リーグトップの防御率1.06の安定感を、そのままこの試合のマウンドでも披露しました。
初回は投ゴロ、三振、四球、遊直に打ち取ると、二回は三者凡退、三回は一死から2者連続三振、四回も一死から2者連続三振と、ブレーブス打線に付け入る隙を与えませんでした。五回も三者凡退に仕留めると、無安打、無失点で勝利投手の権利を得ました。
六回、二死後にライリーに中前打を許し、ノーヒットノーランは逃したが、結局、6回を投げ、投球数91、被安打1、奪三振6、与四球2、無失点という最高の内容で4勝目を挙げました。防御率は、「0.90」と、0点台としました。
なお、日本人投手の月間MVPは、1995年6月と96年9月の野茂英雄(ドジャース)、 98年5月と99年7月の伊良部秀輝(ヤンキース)、2014年5月の田中将大(ヤンキース)、ダルビッシュ有がカブス時代の20年7・8月、パドレス時代の22年9・10月に獲得したのに次いで、5人目、8度目となります。
パ・リーグ時代は投手4冠とリーグMVP、沢村賞をいずれも3年連続獲得した「タイトルホルダー」が、メジャーでもその片鱗を見せ始めたようです。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。