米大リーグ・ドジャース対マーリンズ戦が29日(日本時間30日)、ドジャースタジアムで行われ、ドジャースの「1番、DH」で出場の大谷翔平は初回、初球を先頭打者本塁打。大谷の一打で乗ったドジャースは15ー2で大勝し、ナ・リーグ西地区の首位に立ちました。
マーリンズの先発は、2022年のサイ・ヤング賞右腕・アルカンタラ。大谷はエンゼルス時代、3度対戦して無安打に終わった相手だが、この日は初球の真ん中付近の154㌔のツーシームをフルスイング、今季最速の打球速度184㌔、飛距離120㍍の弾丸ライナーが右翼ポール付近に飛び込んで行きました。大谷の本塁打は、4月16日以来、8試合ぶりでした。
打撃の調子が上向いてきた大谷だが、「二刀流」の投手の方も、試合前に復帰プログラムの一環であるキャッチボールをこなしました。最初は約30㍍の距離でキャッチボールを行い、その後、距離を約20㍍に縮めて、立った状態の捕手に力強い球を投げ込み、セットポジションの投球を確認する姿も見られました。
プライアー投手コーチは「大谷がいつ打者と対戦するかのタイムラインはまだわからない。打者と対戦する準備ができたと皆が感じた時点で、その先のプロセスを開始することになるだろう」と説明。ロバーツ監督も、復帰時期を急ぐことなく、じっくり調整させることを示唆しました。
この日は、大谷以外にも、カブスの今永昇太はパイレーツ戦に先発、5回0/3投げて6安打無失点で3勝目(1敗)。同僚の鈴木誠也も「3番、DH」で出場して4打数3安打2打点、1本塁打と活躍。 9ー0のチームの快勝に貢献しました。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。