米大リーグ・ドジャース対パイレーツの同一カード第3戦が27日(日本時間28日)、ドジャースタジアムで行われ、ドジャースの「1番、DH」で出場の大谷翔平は、今季初の「2試合連続マルチ安打」を放ち、チームは9ー2で快勝しました。
大谷は今季、好調な打撃が長続きしない感がありますが、その理由は、固め打ちの試合が続かないことにありました。
3月18日の東京ドームでのカブスとの開幕戦から4試合はすべて安打を打ったが、安打数は2、1、2、1で、5試合目は無安打に終わりました。この様に、マルチ安打を打った試合は4月25日まで合計7試合あったが、次の試合は全て1安打以下で、「2試合連続マルチ安打」は、これまで一度もありませんでした。
しかし、26日の3安打放つと、27日も2安打打ち、今季初めて「2試合連続マルチ安打」に成功しました。
大谷は、エンゼルス時代の2023年6月11〜14日の「4試合連続マルチ安打」が自己記録だったが、ドジャースに移籍した昨季、4月8日に「5試合連続マルチ安打」を達成し、自己記録を更新しました。
メジャー日本選手の最長記録は、23年7月に吉田正尚(レッドソックス)がマークした「8試合連続マルチ安打」。ついでイチロー(マリナーズ)が4度記録した「7試合連続」。
メジャー記録は、1923年7月、ロジャース・ホーンスビー(カージナルス)が樹立した「13試合連続マルチ安打」。ホーンスビーは、通算23年間でメジャータイ記録の三冠王2度に加え、打率4割が3度、首位打者7度、通算打率3割5分8厘打撃主要3部門で通算13度のタイトルを手にした伝説的な打者です。
大谷が今後、打撃が上昇していくには「連続マルチ安打」の試合を増やしていくことが求められます。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。