巨人対中日戦が23日、東京ドームで行われ、巨人の先発・山崎伊織投手(26)は5イニングを投げて無失点に抑えました。これで開幕から連続イニング無失点を「28」まで伸ばし、セ・リーグ記録の「31」まであと3回に迫りました。
この日の最大のピンチは四回の一死満塁。ここで山崎は、木下に対し、147㌔のシュートでバットをへし折って三ゴロに仕留め、投手の柳には149㌔で投ゴロに打ち取りました。
球威を増した投球は、オフから力を入れてきたウェートトレーニングの成果。昨季に失速した後半戦を投げ抜く土台作りを進める中、体つきが一回り大きくなり、球速アップという副産物を手にしました。
山崎は今季初登板の4月2日の中日戦から28回連続無失点。開幕からの連続無失点記録は、1リーグ時代の1939年の高橋敏(阪急)の38回3分の1、2リーグ制後は2021年の平良海馬(西武)の38回があるが、巨人では07年高橋尚成の28回に並ぶ最長記録となりました。
なお、セ・リーグ記録は、1963年の中井悦雄、2023年の村上頌樹(ともに阪神)の31回で、次回登板でセ・リーグ記録に挑戦することになりました。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。