米大リーグ・マリナーズ傘下3Aタコマの藤浪晋太郎投手(31)は22日(日本時間23日)、本拠地でのアストロズ傘下3Aシュガーランド・スペースカウボーイズ戦の六回途中に、3番手で登板しました。しかし、一死しか奪えず、4四球、3暴投、3失点と、大乱調でした。
0ー0の六回、一死三塁からマウンドに上がった藤浪は、1人目の打者をストレートの四球で歩かせ一死一、三塁にすると、2人目の打者の2球目が大きく外れて暴投となり、先制点を与えました。
これで一死二塁になると、2人目の打者も四球で出塁。さらに3人目の打者へもコントロールが定まらずに四球で歩かせ満塁にすると、4人目の打者への初球が頭部付近にすっぽ抜ける暴投で2点目を与えてしまいました。2球目は今度は引っ掛けてしまう暴投となり、立て続けに3点目も与えて一死三塁にすると、中犠飛で4点目も献上。5人目の打者にストレートの四球を与えたところで降板が告げられ、うつむき加減でベンチに戻りました。
投げた24球のうち、ストライクはわずか6球。空振りは1球しか奪えず、課題の制球難がもろに露呈する苦しい投球となりました。
これで、登板3試合続けて失点し、今季の成績は8試合で防御率13.50まで悪化。メジャー昇格どころか、3Aでの登板すら危うくなる内容となってしまいました。メジャー3年目の藤浪は、このままでは米国でのプレーの場を失ってしまいますーー。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。