米大リーグ・オリオールズ対ガーディアンズが17日(日本時間18日)、ボルティモアで行われ、オリオールズの先発・菅野智之は7回投げて5安打、2本塁打による失点2、奪三振3、無四球の好投で2勝目を挙げました。

 前回の登板から中4日の菅野は、初回は先頭のクワンをスプリットで空振りの三振を奪うなど、危なげなく11球で三者凡退に抑える上々のスタートを切りました。1点リードの三回、7番スチーマンに同点の中越えソロ、続く8番ヘッジズには左超え本塁打と、下位打線に連続アーチを浴び、逆転されました。

 しかしオリオールズはその裏、二死一、二塁からオハーンの右中間3ランで逆転。味方打線の援護を受けると、四回は再び三者凡退。五回は一死からシュニーマンに左前打を許すと、二死からロッキオにも中前打を浴びらが、クワンを右飛に打ち取りました。

 こうして迎えた七回、先頭打者ジョーンズを一塁内野安打で出塁を許したが、続くトーマスを注文通りに遊ゴロ併殺打に仕留めました。そしてスチーマンを148㌔の速球で空振り三振。

 結局、メジャー挑戦1年目の菅野は、7回投げて投球数87と、省エネ投法に成功し、今後も中4日でも可能なことを証明しました。防御率も3.43としました。

 菅野が安定した投球を披露できるのは、コントロールの良さにあります。今後もこうした投球が続けば、2桁勝利もグッと近づく思います。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。