15日(日本時間16日)は、メジャー初の黒人選手として、1947年にドジャースでデビューした「ジャッキー・ロビンソン・デー」。30球団の選手全員がロビンソン付けていた背番号「42」を着用してプレーする特別な日です。
大リーグに大変革をもたらした「ロビンソンデー」に合わせるように、メジャーで大きな替わり目が訪れようとしています。
それはまず来年3月のWBC米国代表の主将にアーロン・ジャッジ(ヤンキース)が就任することを14日に発表したことです。参加メンバーもマイク・トラウト(エンゼルス)やムーキー・ベッツ(ドジャース)など、各チームのトップクラスの選手で、前回大会決勝で敗れた「打倒ジャパン」果たす心意気を見せました。ジャッジは「エゴを置いて、星条旗の下で団結する」と、これまではメジャー開幕前のオープン戦のように対応していた大リーガーが、真剣に戦う意欲を披露しました。
また、2028年ロサンゼルス五輪の野球競技の会場に15日、ドジャースタジアムが決まりました。大リーガーの五輪参加を巡っては、大谷翔平(ドジャース)が昨季のオールスター戦の時に「五輪は普段野球を見ない人たちも見る機会は増える。その意味で野球界にとっては大事なことだと思う。個人的には出てみたいという気持ちはある」と語りました。プライス・ハーパー(フィリーズ)も出場を熱望していると言います。
ロス五輪の開催期間中、ドジャースは準備期間も含めて、本拠地を使用できません。これまでは、五輪で野球が開催される際、バリバリの現役大リーガー出場はなかったが、WBC同様、ロス五輪も、メジャー参加という変革が起きる可能性が高いと言えると思います。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。