巨人対阪神戦が6日、東京ドームで行われ、阪神の先発・門別啓人投手(20)がプロ初勝利を飾りました。3月15日に行われたカブスとのプレシーズンマッチ(東京ドーム)で先発し、5回をパーフェクトで抑えた3年目の若手が、レギュラーシーズンで潜在能力を発揮しました。
一回、一死からキャベッジに安打を許すも、牽制アウト。二回、三回は三者凡退で終えると、勝利投手の権利がかかった五回は先頭の甲斐に安打を浴びたが、ヘルナンデスと中山を三振。代打・坂本を左飛に打ち取りました。六回は2安打を打たれて降板となったが、5回2/3を投げて投球数83、被安打5、奪三振4、与四球1、無失点の好投で、初めての白星を掴み取りました。
東海大札幌高校からドラフト2位で入団し、2年間は一軍未勝利だったが、今季はオープン戦で3試合、12回2/3を投げて防御率0.00と好投。カブス戦での5回完全投球で、注目を浴びました。
阪神は昨季リーグ優勝の巨人に対し、初戦は26歳の村上が7回1失点で7ー2、2戦目は23歳の富田蓮が5回1失点で4ー3、3戦目は20歳の門別が5回2/3を無失点で1ー0。いずれも若手の先発投手が踏ん張って3連勝を飾り、首位に立ちました。
カブスだけでなく、昨季ワールドチャンピオンのドジャースも破って、「阪神は世界一」と騒がれたものだが、今季は2年ぶりの「セ・リーグ優勝、日本一」に向かって、若手投手力を前面に出して戦う準備が出来たようです。
◇◇◇◇
1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。