昨秋のワールドシリーズを戦ったドジャースとヤンキースが29日(日本時間30日)、快記録を樹立しました。

 ドジャースは7ー3でタイガースを破り、開幕から5連勝を達成したが、チームとしては、5度目のワールドチャンピオンになった1981年以来、44年ぶり。また、前年ワールドチャンピオンが5連勝以上したのは、33年のヤンキース、34年のジャイアンツ、85年のタイガースの3チームで、ドジャースが4度目の快進撃となりました。 

 ヤンキースは、ブリュワーズ戦で史上初の「初回先頭打者から3者連続初球本塁打」を達成しました。1番・ゴールドシュミットが左中間席に放つと、2番・ベリンジャーは右中間席に、さらに3番・ジャッジは左翼席にと、いずれも初球を本塁打とする離れ業でした。

 ジャッジは、この後の打席で満塁本塁打、2ランと3打席連続本塁打、適時二塁打と大爆発で合計8打点。チームも合計9本塁打で大量20点を入れ、20ー9で圧勝しました。

 ドジャースは5勝無敗、ヤンキースも2勝無敗の好スタート。また、昨季のナ・リーグMVPの大谷翔平(ドジャース)は打率3割3分3厘、2本塁打、2打点。ア・リーグMVPのジャッジも打率5割、3本塁打、9打点と、上々の滑り出しを見せています。

 今季も両リーグの優勝候補はドジャースとヤンキース。MVP候補は大谷とジャッジが最右翼に挙げられています。今後も、両チーム、両選手が、優勝争い、タイトル争いの中心としてシーズンが展開していくのは間違いないと思います。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。