プロ野球のオープン戦は23日、全日程を終了したが、セ・リーグの首都圏3チームの主力選手が相次いで開幕直前にけがで離脱となってしまいました。

 巨人の丸佳浩外野手は、22日のロッテとのオープン戦で走塁中に負傷し、「右大腿二頭筋筋損傷」と診断されました。外野は左翼・ヘルナンデス、右翼・キャベッジ、中堅・丸で臨む予定だったが、丸の負傷で、岡本和真の左翼起用を考慮することになったが、さて、開幕スタメンはどうなるか、注目されます。

 昨季の日本シリーズMVPに輝いたDeNAの桑原将司外野手は、23日の西武とのオープン戦で、死球のアクシデントで右手親指を骨折しました。三浦大輔監督は「非常に残念ですが、本人が一番悔しい気持ちでしたから、まず治すことに専念して、復帰した時に暴れてくれと話しました」。

 ヤクルトの塩見泰隆外野手は、22日の日本ハムとのオープン戦で、中堅の守備でバックホームの姿勢に入ろうとした際、芝に足を取られて転倒し、交代しました。昨季は5月11日の巨人戦で「左膝の前十字靱帯と半月板の損傷」でシーズン終了まで出場できず、今季復活を図っていただけに、痛い故障となりました。

 投手でも、阪神の西純矢はキャンプ序盤から右肘を痛め、回復しないまま開幕を迎えてしまいました。オリックスの吉田輝星は右肘の内側側副靱帯再建手術を受けることになり、シーズン中の復帰が難しくなってしまいました。

 いずれの選手も今季は大いに期待されていただけに、本人もチームも痛い離脱だが、早期の復帰を願うばかりです。

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 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。