18日に開幕する第97回選抜高校野球大会の組み合わせが決まったが、ベスト8に勝ち残るチームを予想してみました。
組み合わせを8ブロックに分け、8強に残るチームをブロックごとに見るとーー。
まずAブロック。二松学舎大付(東京)が最有力。本格派右腕のエース河内紬に、打線も強力で、総合力はブロック内でNo. 1。対抗は花巻東(岩手)で、二枚看板の金野快、萬谷堅心両投手の投手力では二松学舎大付を上回ります。総合力では二松学舎大付と見ます。
Bブロック。昨春の覇者・健大高崎(群馬)と四国大会優勝の明徳義塾(高知)が有力。総合力では健大高崎だが、接戦になれば試合巧者の明徳義塾にも勝機が訪れる可能性がでてきます。一回戦で両校が対戦するので、勝者がベスト8に進みそうだが、健大高崎有利と見ます。
Cブロック。横浜(神奈川)、市和歌山(和歌山)、青森山田(青森)、沖繩尚学(沖繩)と、強豪校が集中する激戦ブロックだが、奥村頼人、織田翔希の絶対的な二枚看板と強力打線の横浜が抜き出ていると見ます。
Dブロック。天理(奈良)と山梨学院(山梨)の争いになるが、強力打線を擁する山梨学院が天理の投手陣を攻略し、勝ち残ると見ます。
Eブロック。総合力で東洋大姫路(兵庫)を挙げます。対抗は広島商(広島)だが、阪下漣投手の力は大会1、2位を争うだけに、粘り強い広島商を上回ると見ます。
Fブロック。智弁和歌山(和歌山)が有力。対抗は千葉黎明(千葉)で、智弁和歌山のエース・宮口龍斗に千葉黎明打線がどれだけ喰らい付くかがカギとなります。
Gブロック。第1回大会の決勝戦で対戦した高松商(香川)と早稲田実(東京)が有力。翌夏の決勝戦でも当たり、いずれも高松商が制しているだけに、早稲田実の雪辱が期待されるが、投手力で上回る高松商が勝ち残る可能性が高いと言えます。
Hブロック。滋賀学園(滋賀)が有力。昨秋の近畿大会では、大阪桐蔭(大阪)を破り、底力を見せました。対抗は投手力が良い東海大札幌(北海道)だが、総合力で滋賀学園が勝ち残りそうです。
さて、実際のベスト8はどうなるか、注目されます。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。