第97回選抜高校野球大会(18日開幕、甲子園球場)は7日、大阪市内で組み合わせ抽選会が行われ、第5日第1試合で1924年の第1回大会決勝と同じ顔合わせの高松商(香川)対早稲田実(東京)が対戦することになりました。この時は高松商が2ー0で勝利し、翌夏の決勝でも対戦し、5ー3でまたも高松商に軍配が上がったが、早実の雪辱なるかどうかが注目されます。
また、開会式が行われる第1日の18日は、米大リーグの開幕戦ドジャース対カブス戦が東京ドームで行われるが、カブスの鈴木誠也の母校・二松学舎大付(東京)は第1試合で柳ヶ浦で(大分)と、ドジャースの大谷翔平の母校・花巻東(岩手)は第2試合で米子松蔭(鳥取)と対戦するという不思議な巡り合わせも起こりました。
一方、21世紀枠で出場の壱岐(長崎)は第3日の第3試合で優勝候補の一角・東洋大姫路(兵庫)と、もう1校の横浜清陵(神奈川)は昨秋の明治神宮大会で準優勝の広島商(広島)第4日の第1試合で対戦することが決まったが、ともに初の甲子園で強豪校との対戦となりました。
左腕・奥村頼人と右腕・織田翔希の強力二枚看板投手を擁し明治神宮大会を制した優勝候補筆頭の横浜(神奈川)は、第2日の第2試合で市和歌山(和歌山)と、昨春優勝で連覇を狙う健大高崎(群馬)は、四国大会優勝の明徳義塾(高知)との対戦が決まりました。
「春はセンバツから」とは昔からよく言われるが、同じ日に東京ドームで開幕する米大リーグに負けない白熱した試合が、甲子園でも展開されることを期待したいと思います。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。