ドジャース対レッズのオープン戦が4日(日本時間5日)、アリゾナ州グレンデールで行われ、オープン戦初登板の佐々木朗希は3回を投げて2安打、5奪三振、2四死球の無失点デビューを飾りました。
この日のドジャースは、「1番、DH」で大谷翔平がスタメン、山本由伸が先発投手でスタート。
大谷は三回、痛烈な当たりの右前打を放ち、オープン戦初スタメンの試合から3試合連続安打と、順調な調整ぶりを披露。
山本は一回、2連続適時打を打たれ2失点を喫したが、尻上がりに投球内容が良くなり、4回47球を投げて4安打3奪三振、2失点のまずまずの投球を披露しました。
そして、山本の後を受けて、佐々木が五回から登板。先頭打者を159.3㌔の速球で遊ゴロに打ち取ると、右前打と死球で一死一、二塁のピンチを招いたが、1番のフリードルにはスライダーで見逃しの三振、2番のマクレーンもカットボールで見逃しの三振を奪って切り抜けました。
六回は先頭の3番デラクルーズには左翼線二塁打を打たれたものの、4番ヘイズを158㌔の速球を外角低めに決め、見逃しの三振。その後、二死二、三塁のピンチを背負ったが、続く打者を一邪飛に仕留め、七回は得意のスプリットで2三振を奪うなどで三者凡退に抑えました。
佐々木は予定通りの3回を投げ抜き、「何とかまとめて終えることが出来て良かった。メジャーの打者は甘いボールに強い。ただ、自分の球を投げ切れたら、抑えられる部分もある。今日出た課題を振り返って、次回の登板でより良い内容、感覚で投げていきたい」と、意気込みを見せていました。
大谷、山本、佐々木の3人が同じ試合でプレーするという、レギュラーシーズンではなかなか見られない「豪華」な演出を見せたロバーツ監督。その裏には、初のオープン戦登板の佐々木が、日本人の先輩2人と一緒という投げやすい環境を作って、何とか好スタートを切らせたい「親心」のようなものを感じました。
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1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。