ドジャースの佐々木朗希は25日(日本時間26日)、アリゾナ州グレンデールでホワイトソックス相手に実戦形式の投球練習に臨みました。
一回、先頭のティールに対し、2球目の内角の速球を捉えられると、高々と上がった打球は右翼フェンスを越えました。ティールは、メジャー出場経験はないが、2023年のドラフトでレッドソックスから1巡目で指名された23歳の有望株で、トレードでホワイトソックスに移籍してきた打者。この後、遊ゴロ、三飛で二死を取ると、4人目のエルコに対しては、カウント1ー2と追い込んだ4球目、得意のスプリットで空振りの三振に仕留め、計10球を要しました。
二回は速球とスプリットを軸にニゴロ、ニゴロ、三ゴロと、15球で打ち取りました。これで予定の2イニングを終えたが、投手コーチと相談して3イニング目もマウンドに上がったが、変化球のコントロールが定まらず、ヒット性の当たり1本と2四球を出したところで、降板となりました。結局、延べ10人の打者に38球投げて、ヒット性の当たり2本に、2四球と、課題も残りました。
ドジャースのロバーツ監督は「直球の最速は153㌔で、ロウキ(佐々木)は良かったと思う。メジャーの野球に慣れて来ている」と、前向きな評価を語りました。
大谷翔平はこの日、4度目となるブルペンでの投球練習を行いました。球種は直球、ツーシーム、カットボールの3種類。これまではノーワインドアップからの投球が多かったが、今回は二塁走者がいることを想定したセットポジションからの投球を増やしていました。大谷はオープン戦での登板は予定されていないが、少しずつ実戦を意識した練習内容になって来ました。
大谷は投球練習後、佐々木の実戦登板を見に行きました。
ワールドシリーズチャンピオンを獲得した昨季は「投手」としてはチームにいなかった大谷と佐々木。2人の勝ち星は、そのままチームの勝利数に上積みされるわけだが、さて、連覇に向かって、その数字はーー。
◇◇◇◇
1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。