米大リーグ・ドジャースの大谷翔平選手が1日(日本時間2日)、ドジャースタジアムでのファン感謝イベントに参加し、報道陣の取材に応じました。その中で、妻の妊娠について尋ねられると、「初めてなので緊張と楽しみの両方があるけど、無事に生まれてきてくれれば、本当にそれだけで十分」と笑顔で答えていました。

 今年は、ドジャースタジアムで大規模な改修工事が続いているため、ファン感謝イベントは球場の広大な駐車場を使って行われました。

 1月上旬にロサンゼルス近郊で発生した山火事については、自宅近くまで火の手が迫り、妻の真美子さんや愛犬の「デコピン」と避難。「家の後ろの方が燃えたので、妻とデコと一緒にまず避難することが先だった。夜中だったけど、すぐに荷物をまとめて避難した。避難先に滞在中はインフルエンザにかかり、寝込んでいた」。

 今は自宅に戻り、体調も回復。11日からの春季キャンプに向け、「1週間のうち5、6日はしっかりトレーニングしている。スローイングもやってるし、バッティングも始まり、強く振っている。いい状態でスプリングトレーニングに入れれば、開幕からしっかりいけるんじゃないかなとは思う」と、力を込めました。

 左肩手術後の状況は「可動域を広げるという意味では,リハビリはやらなければいけないことが多かった。ここまでは本当にスムーズに来ている」。投打二刀流でプレーするが、投手復帰の時期については「大体でしか決まっていない。いつと言うのが今の段階では言えない」と、明言はしませんでした。

 移籍が決まった佐々木朗希投手については「彼自身が伸び伸びプレーすれば、必ずいいシーズンなると思っているので、そのサポートを少しでもキャンプのうちからできればいい」。

 妻の妊娠、山火事、佐々木の移籍と、このオフも大きな出来事が色々あったが、まずは順調にオフを過ごせたようで、あとはキャンプ、オープン戦も故障なく過ごせれば、いい形で開幕を迎えられそうです。

     ◇◇◇◇

 1984年の王監督の時代から、藤田、長嶋、原監督まで、20年以上巨人を担当した某新聞社運動部元記者。