野球のプレミア12は17日夜行われた試合の結果、2次ラウンド進出の4チームが決まりました。
グループBは同日、台湾で1次ラウンドの2試合が行われ、日本代表「侍ジャパン」はキューバを7-6で破り、4連勝で2次ラウンドに1位進出を決めました。台湾も豪州に11-3で勝って3勝1敗とし、1試合を残して2位が確定し、2次ラウンド進出を決めました。
グループAは既に全試合が終了していて、ベネズエラが1位、米国が2位で、2次ラウンド進出を決めています。
第3回となるこの大会は、世界ランキング上位の12チームが参加して行われ、6チームずつの2つのグループに分かれて総当たり戦を行い、上位2チームずつが2次ラウンドに進む方式です。
井端弘和監督の下、大会連覇を目指す「侍ジャパン」は豪州、韓国、台湾に開幕から3連勝し、キューバ戦に臨みました。日本は二回、佐野恵太(DeNA)の適時打で先制すると、その後も小刻みに得点を重ね、五回終了時には4点のリードを奪いました。
しかし、その後はキューバの反撃に遭い、七回終了時に同点。それでも八回、一死三塁の好機で、栗原陵矢(ソフトバンク)が、シーズン中はチームメートでキューバの6人目、リバン・モイネロを相手にフルカウントから犠飛を放ち、勝ち越しました。九回は5人目の藤平尚真(楽天)が一死満塁のピンチを背負ったが、最後は2者連続三振に仕留めました。
2次リーグは、21日から会場を東京ドームに移して行われ、4チームが総当たりのリーグ戦の後、上位2チームが24日の決勝に進みます。
ベネズエラは、投手に今季フィリーズで6試合に出場し、1セーブを挙げたリカルド・ピントや、巨人に所属のヨハンデル・メンデス、内野手でMLBで7シーズンプレーしたアレクシ・アマリスタらがいます。米国は、監督が元エンゼルス監督で、東京五輪でも米国代表を率いたマイク・ソーシア。投手は2017年から4シーズンDeNAでプレーしたスペンサー・パットンがいます。
さて、4チームの中から頂点を究めるのはどのチームか、注目されます。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。