米大リーグワールドシリーズ(WS)、ヤンキース対ドジャース第4戦が29日(日本時間30日)、ニューヨークのヤンキースタジアムで行われ、ヤンキースがボルピの満塁本塁打などで11-4でドジャースを破り、対戦成績を3勝1敗としました。
先手を取ったのはドジャース。一回、「1番、DH」で出場の大谷翔平は遊飛に倒れたが、ベッツの二塁打と、フリーマンのブレーブス時代の21年を含めWS史上新記録となる右翼席への6試合連続本塁打で2-0とリード。
ヤンキースは二回、一死二、三塁からバードゥーゴの一ゴロの間に1点返し、三回は二死満塁からポルペの左越え満塁本塁打で5-2と逆転。
ドジャースは五回、先頭のスミスが右越え本塁打。さらに三回の第2打席で中飛だった大谷が、今シリーズ2本目の安打となる中前打を放つなど一死一、三塁の好機を迎え、フリーマンの二ゴロ併殺崩れの間に1点加えて4-5と1点差に迫りました。
ヤンキースは六回、ウェルズの右越えソロ本塁打で6-4と2点のリードを奪いました。
ドジャースは七回、一死二塁から大谷に第4打席が回ったが、空振りの三振。
ヤンキースは八回、一死一、二塁からバードゥーゴの二ゴロの間に1点追加。さらにトーレスの右越え3ラン、ジャッジの今シリーズ初打点となる左前適時打などで4点加え、11-4とドジャースを突き放しました。
大谷は4打数1安打で、ポストシーズンの通算打率は2割4分6厘となりました。痛めた左肩の亜脱臼の回復具合は前日より良くなったようで、第5戦以降は、さらに打撃の期待は高まりそうです。
第5戦の始球式は、ヤンキースが2009年にフィリーズを破ってワールドチャンピオンになった時にMVPに輝いた松井秀喜・ヤンキースGM特別アドバイザーが務めます。
第5戦でドジャースが世界一を決めるか、ヤンキースが2勝目を挙げて、舞台をロサンゼルスに移すか、注目されます。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。