プロ野球日本シリーズ、DeNA対ソフトバンク第2戦が27日、横浜スタジアムで行われ、ソフトバンクが6-3でDeNAを破り、連勝スタートとなりました。これでソフトバンクは日本シリーズの連勝記録を14に伸ばしました。

 ソフトバンクは、2018年の広島との第3戦から、19年、20年の対巨人、今回の対DeNAと続く通算連勝記録が14まで伸ばしました。

 本拠地では、11年の対中日第7戦から14年の対阪神、15年の対ヤクルト、17年の対DeNA、18年の対広島、19年、20年の対巨人まで18連勝。敵地でも18年のマツダスタジアムで行われた第6戦から7連勝。敵地連勝でも巨人が00年の対ソフトバンク第3戦から08年の対西武第3戦にマークした6連勝を抜くことが出来ました。

 これで、「通算14連勝、本拠地18連勝、敵地7連勝」がいずれもシリーズ連勝記録となります。

 シリーズの連勝スタート(引き分けを含む)は、全体で40度目だが、過去39度のうち、29度優勝しており、優勝確率は74%。今回のように敵地連勝発進は過去14度のうち11度優勝し、V確率は79%に上がります。

 4戦全勝(引き分けを含む)で日本一を決めたのは、過去9度あるが、19年、20年の巨人とソフトバンクのシリーズでは、ソフトバンクが2年連続4戦全勝で優勝と、こちらもシリーズ記録を持っています。また、9度のうち3度がソフトバンク(南海ホーク時代の1959年の対巨人を含む)で、こちらも最多記録。

 逆に4戦全敗が最多なのは巨人の4度で、1959年の対南海、90年の西武、2019年、20年の対ソフトバンク。通算連敗記録も巨人で、1958年の対西鉄第4戦から59年の対南海4試合、61年の対南海第1戦までと、2013年の対楽天第7戦から19年、20年の対ソフトバンクまでの9連敗で、2度記録しています。

 巨人は1965年から73年まで9年連続の日本一という金字塔を立てた半面、連敗記録も多く持っている意外な一面があります。

 さて、ソフトバンクの連勝記録はどこまで続くのか、注目されます。

   ◇◇◇◇

 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。