ナ・リーグの優勝決定シリーズ、ドジャース対メッツ第6戦が20日(日本時間21日)、ドジャースタジアムで行われ、3勝2敗のドジャースが10−5で勝利を収め、4勝2敗で4年ぶり25度目のナ・リーグ優勝を決めるとともに、ワールドシリーズ(WS)進出を決めました。ア・リーグを制したヤンキースとのWSは25日(同26日)、ドジャースタジアムで開幕します。
先手をとったのはメッツ。一回、二死三塁からアロンソの二塁内野安打で1点先取。
メッツの先発は、第2戦で先発し勝利投手となったマナイア。ドジャースはその裏、前回の対戦で3打数無安打2三振と、完ぺきに抑えられた先頭打者の大谷翔平が、カウント2-2からツーシームを捉え中前打。一死後、T・ヘルナンデスが今シリーズ26打席目で初安打となる弾丸ライナーの中堅フェンス直撃単打を放ち、一、三塁。ここでエドマンの左翼線2点二塁打で、逆転しました。
ドジャースは三回、先頭のT・ヘルナンデスが2打席連続安打となる右前打を放ち、今シリーズ9打点の絶好調男・エドマンの左越え2ランで4-1とリードを広げました。優勝決定シリーズ11打点は、チームタイ記録。続くマンシーが四球を選んだところで、マナイアは降板。さらに二死二塁からスミスの中越え2ランで6-1と、リードを5点に広げました。
メッツは四回、二死一塁からビエントスの中越え2ランで、3点差に迫りました。
ドジャースはその裏、二回の第2打席で三振に倒れた大谷が先頭打者で打席に立ち、捕邪飛。六回は無死一、二塁で第3打席に立った大谷。フルカウントから詰まりながらも中前適時打を放ち、1点加えました。
メッツは七回、一死一、三塁からアルバレスの右犠飛で1点返しました。メッツはその裏、千賀滉大がメジャー2年目で初のリリーフ登板。死球、二ゴロ、三振、左飛で無失点に抑えました。
八回も続投した千賀は、無死一塁で大谷と対戦したが、四球。この後、ベッツの左前適時打、T・ヘルナンデスの右犠飛、マンシーの右前適時打で3点失いました。
九回にメッツは1点返したが、反撃はここまでで、ドジャースが大勝しました。今シリーズのMVPにはエドマンが選ばれました。
これで、1981年以来、大リーグ史上最多の12度目の顔合わせとなるドジャース対ヤンキースのWS。過去の対戦成績はヤンキースの8勝3敗だが東西人気球団同士の対戦結果はどうなるか、ともに「本塁打王、打点王」の二冠に輝いた大谷とアーロン・ジャッジの打撃は、など注目が集まる頂上決戦となりました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。