ナ・リーグの地区シリーズ、パドレス対ドジャース第4戦が9日(日本時間10日)、サンディエゴのペトコパークで行われ、「1番、DH」で出場の大谷翔平は3打数1安打1打点で8-0の勝利に貢献しました。対戦成績は2勝2敗となり、第5戦は1日置いた11日、ドジャースタジアムで行われます。
パドレスは第1戦で先発した右腕シースを中3日で起用。大谷は初戦で3ランを打った相性のいい投手だったが、初回は二ゴロに倒れました。しかし、前日も初回アーチを放ったベッツが、左中間にソロ本塁打を打ち、ドジャースが1点先取しました。
二回は二死一、三塁で大谷に2度目の打席が回り、初球のナックルカーブを引っ張って右前適時打を放ち、シースをKO。代わったホーイングからベッツも右前適時打で、リードを3点に広げました。
ドジャースは三回、先頭のマンシーの右翼線二塁打の後、スミスが4戦目で初安打となるバックスクリーンへの2ランで、5点のリードを奪いました。
四回、一死走者なしで大谷に第3打席が回り、ストレートの四球を選ぶと、ベッツの中飛で果敢にタッチアップし、二塁に進む好走塁。さらにT・ヘルナンデスの三塁線の当たりをマチャードがグラブに当ててそらしたが、三塁審判にその球が当たり、本塁まで走った大谷がマチャードのバックホームでタッチアウト、追加点はなりませんでした。
六回、二死一塁で大谷の第4打席で、右腕エストラーダから四球を選び、一、二塁と好機を広げたが、追加点を挙げることはできませんでした。しかし、七回、死球、遊撃失策の一死一、三塁からエドマンのスクイズで1点加えた後、ラックスの右越え2ランで8-0とリードを広げました。
八回、大谷の第5打席は、左腕ペラルタのシンカーを空振りの三振で終わりました。
パドレスは九回に松井裕樹がポストシーズン初登板、三振、右飛、左前打、捕邪飛で、無失点に抑えました。
第5戦の先発はパドレスがダルビッシュ有、ドジャースは山本由伸が予想され、実現すれば、リーグ優勝シリーズ進出を決める決戦は、日本投手同士の投げ合いに注目が集まります。
◇◇◇◇
1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。