大リーグ、ナ・リーグの地区シリーズ、ドジャース対パドレスの第2戦が6日(日本時間7日)、ドジャースタジアムで行われ、パドレスが10-2でドジャースを圧倒し、対戦成績を1勝1敗としました。パドレスの先発ダルビッシュ有は、大谷翔平を3打数無安打に抑えるなどドジャース打線を7回1失点に抑え、ポストシーズン通算5勝目(5敗)を挙げました。
一回、先頭の大谷に対し、ダルビッシュはカットボール、カーブ、スイーパー、直球を内角中心に攻めてカウント2-2と追い込み、最後は外角低めに沈むスライダーで空振りの三振を奪いました。投げた5球全て異なる球で、大谷の打撃を考え抜いたうえでの投球内容でした。
三回、一死走者なしでの大谷の第2打席は、ダルビッシュがカウント2-1から142㌔の外角低めのスプリットを引っ掛けさせ、一ゴロに打ち取りました。六回は、先頭の大谷に対し、ダルビッシュはフルカウントから118㌔の真ん中カーブでタイミングを外してボテボテの投ゴロに仕留めました。
ダルビッシュは、二回、無死満塁から犠飛で1点失った以外は全く危なげのない投球を見せました。特に、七回のドジャースの攻撃が始まる前に、劣勢でうっ憤のたまった外野席のドジャースファンが左翼手のプロファー目掛けてボールを投げ込むアクシデントがあり、10分以上試合が中断されたが、ダルビッシュは冷静に待機して、無失点に抑えるなど、ベテランらしい投球をみせたのは、さすがでした。
結局ダルビッシュは7回、投球数82、被安打3、奪三振2、与四球2、失点1で、ドジャース打線に付け入る隙を与えない投球を見せたが、打てばチームを乗せる大谷を封じたことが好投の原因でした。
大谷は八回、2番手のスコットに対しても空振りの三振で、この試合は4打数無安打に終わりました。
ナ・リーグのもう1試合のフィリーズ対メッツ戦も7-6でフィリーズが勝って1勝1敗とし、1日置いた8日から会場を移して第3戦が2会場で行われます。
ア・リーグは6日試合がなく、7日から第2戦以降が行われます。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。