プロ野球は2日、クライマックスシリーズ(CS)出場が唯一決まっていなかったセ・リーグの3チーム目にDeNAが入りました。この結果、ファーストステージはセ・リーグが甲子園球場で阪神対DeNA戦、パ・リーグはエスコンフィールド北海道で日本ハム対ロッテ戦が、ともに12日から行われます。

 阪神対DeNA戦は、今季阪神の12勝11敗1分けと、ほぼ互角。

 CSは、阪神が2019年から、新型コロナの影響で中止となった20年を除き、5開催連続出場。19年はリーグ3位でファーストステージに臨み、DeNAに2勝1敗で勝ち上がったものの、ファイナルステージで巨人に1勝4敗で敗れ、日本シリーズ進出は逃しました。

 21年はリーグ2位で、ファーストで巨人に0勝2敗の敗退。22年はリーグ3位で、ファーストでDeNAに2勝1敗で勝ったが、ファイナルはヤクルトに0勝4敗で敗退。23年はリーグ1位で、ファイナルで広島に4勝0敗で勝ち、日本シリーズでもオリックスに4勝3敗で勝ち、1985年以来の日本一に輝きました。

 DeNAは22年から3年連続CS出場で、22年はリーグ2位で臨んだが、ファーストで阪神に1勝2敗で敗退。23年はリーグ3位で、ファーストで広島に0勝2敗で敗れました。

 日本ハム対ロッテ戦は今季17勝6敗1分けで日本ハムが圧倒しました。

 CSは、日本ハムが2018年以来の出場。その年はリーグ3位で、ファーストでソフトバンクに0勝2敗で敗退。新庄剛志監督が就任してからは3年目で初のCS進出となりました。

 ロッテは、2年連続のCS進出で、昨年はリーグ2位でファーストに臨み、ソフトバンクに2勝1敗でファイナルに進んだが、オリックスに1勝3敗で敗れました。

 ファイナルステージは、16日から始まり、セ・リーグのファーストステージ勝者は、東京ドームでリーグ優勝の巨人と、パ・リーグのファーストステージ勝者は、みずほPayPayドーム福岡でリーグ優勝のソフトバンクと対戦します。

 CSはどのチームが勝ち抜き、日本シリーズはどういう組み合わせになるか、注目されます。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。