ロッキーズ対ドジャース戦が29日(日本時間30日)、コロラド州デンバーのクアーズ・フィールドで行われ、ドジャースの大谷翔平は今季最終戦に「1番、DH」で出場し、4打数1安打1盗塁。この結果、今季は打率3割1分、54本塁打、130打点で、打率2位、本塁打と打点は1位の「二冠」で終えることが確実となりました。大リーグ全日程終了は30日(同10月1日)の予定。

 打率1位のアラエス(パドレス)に4厘差で迎えた最終戦で、大谷は第3打席までいずれも内野ゴロに終わりました。前日欠場したアラエスは、ダイヤモンドバックス戦に出場し、第2打席まで凡退したが、第3打席に二塁打を放ち、安打数を200に乗せるとともに打率を3割1分4厘に上げ、ここで交代。

 大谷は八回の一死一塁の第4打席で、痛烈な右前打を放ち打率を3割1分としたが、アラエスを抜くことはできず、「三冠王」は逃しました。それでも、この後ダブルスチールを決め、「54本塁打、59盗塁」でシーズンを終了し、「3割30本30盗塁」の「トリプルスリー」も達成しました。

 また、12試合連続安打、36連続盗塁成功と好調のまま、メジャー移籍7年目で初めて臨むプレーオフに進みます。

 プレーオフは、10月1日(同2日)からワイルドカードが始まり、パドレスなど8チームが出場します。ドジャースは5日(同6日)からの地区シリーズに出場します。

 現状で、プレーオフに出場する日本選手は次の通りです。

 【ナ・リーグ】西地区優勝・ドジャース=大谷翔平、山本由伸 同2位・パドレス=ダルビッシュ有、松井裕樹

 【ア・リーグ】西地区優勝・アストロズ=菊池雄星 中地区3位・タイガース=前田健太

 プレーオフ出場の12チームのうち、どこがワールドチャンピオンになるか、日本選手の活躍はどうかなど、10月のメジャーは注目の的です。

    ◇◇◇◇

 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。