パ・リーグは23日、ソフトバンクの4年ぶり、通算20回目(前身の南海、ダイエー時代を含めて)の優勝が決まりました。セ・リーグも巨人がマジックナンバーを4とし、優勝に秒読み態勢に入りました。

 今後、両リーグともクライマックスシリーズを経て、日本シリーズに出場するチームが決まるが、昨年までのセ、パの「日本一回数」は37回ずつで全くの同数です。

 1950年から始まった日本シリーズは、73年の巨人のV9までは、セの17回優勝に対しパは7回と、セが圧倒していたが、その後はセの20回に対し、パが30回と、逆にパが圧倒しています。

 また、セは37回のうち、巨人が22回と、6割近く占めています。次いでヤクルトが6回、広島が3回で、中日、阪神、DeNAは各2回となっています。

 パは西武が13回で1位、次いでソフトバンクの11回と、この2チームで6割強を占めています。次いでオリックスの5回、ロッテ4回、日本ハム3回、楽天1回となっています。

 ただ、DeNAは2回出場で2回とも日本一、楽天は1回の出場だが日本一になるなど、両チームの日本一になる確率は100%です。

 連続日本一は、巨人の9年連続がトップで、次いでソフトバンクの4年が続いています。3年連続は、西武が3回行い、巨人とオリックスが1回ずつ記録しています。2年連続は、広島、西武、ソフトバンクが1回ずつ成し遂げています。

 日本一から遠ざかっているのは、セが広島で、1984年以来40年間遠ざかっています。パは西武で、2008年以来16年間日本一になっていません。昨年は、阪神が1985年以来の日本一になりました。広島は23日時点で、3位DeNAに0.5ゲーム差の4位で、クライマックスシリーズに出場して日本一になる可能性は残っています。

 クライマックスシリーズを制して日本一になる球団はどこか、セとパの日本一回数で一歩リードするのはどちらのリーグか、目が離せません。

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 1084年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。