マーリンズ対ドジャース戦が17日(日本時間18日)、フロリダ州マイアミのローンデポパークで行われ、「1番、DH」で出場の大谷翔平は、5試合ぶりのアーチとなる48号2ランを放ち、「48本塁打、48盗塁」をマークしました。

 マーリンズの先発は、メジャー未勝利の右腕マコーガン。一回の第1打席は見逃しの三振に倒れた大谷だが、三回一死一塁の第2打席は、カウント1-1から3球目の内角低めのスイーパーをすくい上げると、打球速度169.5㌔、飛距離122.5㍍の打球が右翼2階席に飛び込みました。

 同球場ではメジャー移籍後、初の本塁打で、大リーグ30球団の本拠地で本塁打を打っていないのは、フィリーズのシティズンズバンクパークとレッズのグレートアメリカンボールパークの2球場だけとなりました。また、メジャー7年間で通算219本塁打となり、韓国出身でレンジャーズなどで活躍した秋信守(チェ・シンス)が16年かけて積み上げたアジア出身選手最多本塁打記録を1本上回りました。

 さらに、大谷は48本塁打すべて指名打者(DH)でマークしており、2006年のデービッド・オルティス(レッドソックス)を抜き、DHでのシーズン最多本塁打も記録しました。一方、打点は110に伸ばし、アダメズ(ブルワーズ)を抜いてナ・リーグ単独トップに立ちました。

 大谷は四回の第3打席、六回の第4打席とも空振りの三振に仕留められました。九回の第5打席は一ゴロに終わり、この日は5打数1安打2打点1本塁打で、打率は2割8分7厘。

 試合は乱打戦の末、11-9でマーリンズの勝利に終わりました。

 ドジャースは残り11試合。大谷はナ・リーグ西地区優勝とともに、「50本塁打、50盗塁」を目指すが、果たして、どのような結末が待っているか、益々目が離せなくなりました。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。