ドジャースの大谷翔平は14日(日本時間15日)のアトランタでのブレーブス戦前にブルペンで投球練習を行い、手術後では最も多い25球を投げ、速球は最速149.6㌔を計測しました。
大谷は昨年9月に自身2度目の右肘じん帯を修復する手術を受け、今季は打者専念で試合出場しながら、投手としてのリハビリを続けています。この日はグラウンドで約60球のキャッチボールを行い、その後手術後6回目のブルペン投球に臨みました。
ドジャースのロバーツ監督は前日、大谷の今季中の登板について言及し、「可能性の話であれば可能だが、実現する可能性は非常に低い」としながら、「ゼロではない。それは私の考え」と、今季中の登板の姿を見てみたいとの願望をほのめかしました。
一部の米国メディアは「大谷をプレーオフで登板させるべきだ」とのコラムが掲載されるなど、今季中の「二刀流復活」に関心が集まっているが、大谷はこれまでの取材に対し「今年は投げない」と話しています。
「50本塁打、50盗塁」だけでなく、「投手としての今季中の復帰」まで話題に上っているのは、大谷に対しての米国民の関心が高まっているからでしょう。
その「50-50」だが、この日の大谷は「1番、DH」で出場し、前回登板まで16勝でサイ・ヤング賞候補の左腕セールを相手に、初回の第1打席は四球を選び、盗塁を49に伸ばす好機だったが、続くベッツが初球を遊ゴロ併殺打。三回の第2打席はカウント1-2から外角低めの158㌔の速球に見逃し三振。五回の第3打席はカウント2-2からスライダーを打ち損じての投ゴロ。結局、「47、48」から変動はありませんでした
セールは6回1失点で、先発17試合連続自責点2以下という通算355勝のグレッグ・マダックスを超える球団記録を達成して降板しました。
試合は10-1で六回までにブレーブスが9点リードという一方的な展開となり、大谷は途中交代。この日は2打数無安打で打率2割8分9厘に下がりました。試合は10-1でブレーブスの大勝に終りました。
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1984年お王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。