ドジャース対ガーディアンズ戦が8日(日本時間9日)、ドジャースタジアムで行われ、「1番、DH」で出場した大谷翔平は、自己最多タイの46号、自己新記録の161安打(最終的に162安打)、同じく新記録の101打点をマークしました。
第1打席は左飛に打ち取られ、三回、二死走者なしで迎えた第2打席。大谷はフルカウントからの8球目の内角高めのスライダーをうまく腕をたたみ、詰まりながらも中前に落としました。これで2022年に記録した160安打を更新する161安打目をマークしました。ここで狙うのは47個目の盗塁で得点圏に進むことだったが、右腕バイビーの巧みなけん制に戻り切れず、タッチアウト。
五回は一死走者なしで打席に立ち、1ボールからの2球目のチェンジアップを会心の一撃で振り抜くと、打球速度187.8㌔、飛距離137.1㍍の打球は右翼ポールの上空を通過する特大の本塁打となり、21年に記録した46号に並びました。打点も101まで伸ばし、21年に記録した100打点を更新する101打点をマークしました。
この特大弾は、右翼後方に設置された1955年のリーグ優勝を記念する看板に直撃。本塁打と盗塁も「46-46」に伸ばしました。101打点は、アダメズ(ブルワーズ)に並び、本塁打との二冠となりました。
七回の第4打席は、一死走者なしで打席に立ち、この回から代わったルーキー右腕スミスにカウント1-2から空振りの三振に仕留められました。
大谷は4打数2安打1打点1本塁打で打率は2割9分1厘。試合は4-0でドジャースが快勝しました。
試合後、大谷は「昨日はファウルになったが、今日はフェアゾーンに収まってくれてよかった。チームが早く地区優勝決められるよう打って、走っていきたい」と力強く語りました。
打撃のすべての部門で自己最多をマークした大谷。どこまで数字を伸ばし、ワールドシリーズ優勝に向けて進めるか、注目が益々高まってきました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。