米大リーグは4日(日本時間5日)、各地で行われ、カブスの今永昇太は本拠地のパイレーツ戦に先発し、7回を無安打に抑え、後続の2投手も安打を許さず、計3投手によるスコア12-0のノーヒットノーランを達成しました。
今永は一回に三塁失策で走者を背負ったが、後続を遊ゴロ併殺打に仕留め、二回は2四球を与えたが、無失点。三回から五回は三者凡退。六回は2失策で二死一、二塁のピンチを背負ったが、三振で切り抜け、七回は三者凡退。
結局、7回を投球数95、無安打、奪三振7、与四球2、無失点の内容で、味方が七回までに11点入れたこともあり、リリーフ陣にマウンドを譲りました。今永は12勝目(3敗)を挙げ、防御率は2.99と、2点台にしました。
「3番、DH」で出場したカブスの鈴木誠也は4打数2安打で、打率を2割7分7厘に上げました。
パドレスのダルビッシュ有は本拠地のタイガース戦で、5月29日以来の復帰登板を果たしました。左足股関節痛などのため試合から離れていたが、先発のマウンドに上がった時は、地元ファンから大歓声を受けました。
しかし、一回に3番ビアリングに左越えソロ本塁打を許すと、二回は一死二、三塁から遊ゴロの間に1点加点され、三回は二死二塁からキースに右前適時打を打たれ、降板しました。結局、2回2/3を投げ、投球数63、被安打4、奪三振4、与四球2、失点3。味方打線が同点に追い着いたため、ダルビッシュに勝敗は付きませんでした。防御率3.51。
ダルビッシュの後にリリーフ登板したパドレスの松井裕樹は、1回1/3を投げ、投球数25、被安打1、奪三振1、与四球1、2失点で、防御率は3.60になりました。
ドジャースの大谷翔平は、敵地のエンジェルス戦に「1番、DH」で出場し、4打数無安打で、打率は2割9分に落ちました。試合はエンジェルスが10-1で大勝しました。
レッドソックスの吉田正尚は敵地のメッツ戦に「5番、DH」で出場し、4打数無安打、打率2割8分6厘。試合はメッツが8-3で勝利。
なお、今永の次回先発は9日からのドジャース3連戦が予定され、ドジャースの山本由伸もカブス戦での復帰が濃厚で、2人が先発して投げ合う可能性も出てきました。終盤戦の大リーグに益々目が離せなくなりました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。