ドジャースの大谷翔平は3日(日本時間4日)、移籍後初めて古巣のエンジェルスタジアムに“凱旋”し、同点適時三塁打を放ちました。
大リーグならではの粋な計らいでした。試合開始と同時に、エンジェルス公式インスタグラムが、大谷の凱旋を「お帰り、翔平!」と祝福。2017年12月9日の入団会見での映像や写真をつないだ動画を公開するなど、エンジェルスでの6年間の大谷の歩みを紹介しました。
「1番、DH」で出場の大谷は、第1打席をスタンディングオベーションとブーイングの大歓声で迎えられたが、昨季までの同僚左腕・デトマーズを相手に一ゴロに終わりました。
三回、一死一塁の第2打席は、右翼線への同点三塁打を放ち、21年の自己最多の100打点にあと1と迫る99打点目を挙げました。 2-2の同点で迎えた延長十回は、1点リードした後の、二死二塁で大谷に打席が回ったが、エンジェルスベンチは申告敬遠を選び、観客席の両チームのファンから大ブーイング。続くベッツの3ラン本塁打で、ドジャースは勝負を決めました。
6月21日、22日のドジャースタジアムで行われたこのカードでは、大谷が2試合連続本塁打を含む6打数3安打、4打点と大活躍でした。エンジェルスタジアムでは自身通算100号となる節目の今季45号を打てるか、4日の第2戦に期待がかかります。
また、この試合、エンジェルスの4番手で登板した右腕・ジョイスが最速169.8㌔の史上3位のスピードボールを投げたが、第2戦で「ジョイス対大谷」の対戦が実現すれば、その結果も楽しみになってきました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。