31日(日本時間1日)、アリゾナ州フェニックスのチェイスフィールドで行われたダイヤモンドバックス対ドジャース戦は、初回から派手な打ち合いとなりました。
ドジャースは、大谷翔平が今季5本目の先頭打者アーチとなる先制44号本塁打をバックスクリーンに高々と打ちこみました。44本はア・リーグ本塁打王となった昨季と並ぶもので、続くベッツは左越えアーチ、フリーマンは右中間席にと、「MVPトリオ」がいきなり3連発。試合開始からの3者連続本塁打は長いドジャースの球団史上初の偉業となりました。
しかし、ダイヤモンドバックスはその裏、キャロルが中堅フェンス直撃の打球を放ち、俊足を生かしてチーム史上初の先頭打者ランニング本塁打としました。さらに2番からの3者連続安打で同点とすると、一死一、三塁からの犠飛で、逆転に成功しました。
激しい打撃戦は二回も続き、ドジャースは連続安打と相手失策の無死満塁で、大谷に第2打席が回りました。大谷は中堅への同点犠飛を放ち、今季98打点目。首位のオズナ(ブレーブス)に並び、本塁打とのナ・リーグ二冠王となりました。さらにフリーマンの適時打で1点勝ち越し。
しかしダイヤモンドバックスは三回、グリエルの本塁打で同点に追い着きました。序盤の三回までに両チーム合わせて5本塁打が飛び出す派手な打ち合いで、試合は振り出しに戻りました。
ドジャースは五回、二死二塁からマンシーの右前適時打で勝ち越し。ダイヤモンドバックスは七回、一死三塁からキャロルの右犠飛で同点。
ドジャースは九回、二死二、三塁からエドマンの右前2点適時打を放ち、ドジャースが首位攻防戦で連勝、ゲーム差を「6」に広げました。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。