ロッテは、開幕から続けていた対西武の連勝が「16」で止まりました。開幕からの16連勝は、同一カード連勝記録としてのプロ野球記録で、開幕からと限らないパ・リーグの最多同一カード連勝記録「17」(1965年の南海が対東京で記録)にあと1勝で逃しました。
ロッテ対西武戦は29日、ゾゾマリン球場で行われ、西武は一回、佐藤龍世の2ランで先制すると、六回には二死走者なしから下位打線で2点奪い、九回にも4点加え、8-0で大勝しました。
同一カードに限らない連勝記録は、2チームが記録している「18」。54年の南海と、60年の大毎です。
南海は卓和本司投手が防御率1.58で新人王に輝くなどの活躍で連勝を重ねたが、最終的にはゲーム差0.5で西鉄に届かず、最多連勝記録をマークしたにも関わらず、優勝を逃しました。
大毎は榎本喜八、山内一弘らをそろえて「ミサイル打線」と言われるほどの強力な打撃で、2位の南海に4勝の差を付けて優勝に輝きました。
最近では、2016年に大谷翔平(現ドジャース)が所属していた日本ハムが15連勝を記録し、リーグ優勝、日本シリーズ制覇を成し遂げたのが、記憶に残っています。
敗れたロッテの吉井監督は「負ける時は、こんな感じ」と言えば、やっと勝った西武の渡辺監督代行は「ロッテ戦今季初勝利まで、長かったと感じた」とほっとした様子でした。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。