第106回全国高校野球選手権の地方予選が花盛りだが、神奈川大会では、ともに春3回、夏2回の全国優勝を誇る名門の横浜と東海大相模が24日の決勝戦で対戦します。今年は他の都道府県でも強豪、名門同士の準々決勝以降での対戦があり、高校野球ファンにとって目が離せない展開となっています。

 横浜と東海大相模が夏の甲子園神奈川大会決勝で対戦するのは、1969年が最初で、合計8回あります。過去8回の対戦成績は4勝4敗の互角の成績。24日の決勝戦で横浜が勝てば21回目、東海大相模が勝てば12回目の出場となります。

 今年は神奈川以外でも全国優勝の経験がある名門校がベスト8に残っている都府県があります。

 西東京大会では、春1回、夏2回全国優勝の日大三と、春1回、夏1回優勝の早稲田実がともに準決勝に進み、日大三は創価、早稲田実は日大二に勝てば、決勝戦で激突します。

 静岡大会では、夏1回優勝の静岡と、春1回優勝の静岡商が25日の準々決勝で当たります。

 愛知大会では春4回、夏7回優勝の中京大中京と、春5回優勝の東邦がともに24日の準々決勝に進み、勝ち進めば、28日の決勝で対戦します。

 和歌山大会では、春1回、夏3回優勝の智弁和歌山と、春1回、夏2回優勝の桐蔭がともに24日の準々決勝に進み、勝ち進めば、28日の決勝で顔を合わせます。

 大阪大会では、春4回、夏5回優勝の大阪桐蔭と、夏1回優勝の履正社がともに25日の準々決勝に進み、勝てば27日の準決勝で対戦します。

 広島大会では、夏6回、春1回優勝の広島商と、春3回優勝の広陵がともに25日の準決勝に進み、勝てば27日の決勝でぶつかります。

 高知大会では、春1回、夏1回優勝の高知が25日の準決勝で中村と、春1回優勝の高知商、夏1回優勝の明徳義塾が準決勝で対戦します。

 大詰めを迎えつつある地方予選は好カード目白押しで、注目が集まります。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。