ドジャースの大谷翔平は21日(日本時間22日)、ドジャースタジアムで行われたレッドソックス戦に「1番、DH」で出場し、4年連続となる30号本塁打を放ちました。

 五回、無死走者なしで、右腕クロフォードがカウント2-1から投げた真ん中の138㌔のカットボールを完璧に捉えると、打球速度187.8㌔、角度28度、飛距離144㍍の特大アーチが、右中間スタンド最上段に吸い込まれました。

 ナ・リーグの本塁打争いでは、ブレーブスのオズナが20日のカージナルス戦で27号、28号と連発して1本差に迫られていたが、2本差に広げました。4年連続30本塁打は、日本選手初の記録。また、この一発で、日米通算249号となり、節目の250本塁打にあと1本と迫りました。

 30本塁打以上の連続記録は、バリー・ボンズ(ジャイアンツなど)とアレックス・ロドリゲス(マリナーズなど)がマークした13年連続がメジャー最多で、ジミー・フォックス(アスレチックスなど)とアルバート・プホルス(カージナルスなど)が12年連続で続いています。プロ野球では王貞治(巨人)が19年連続で30本塁打以上打ち続けました。

 大谷はこの試合、3打数1安打1打点1本塁打で打率3割1分5厘。

 大谷は試合後、30号特大本塁打についての質問に「打球は見ていたけど、途中でどこに行ったか分からなくなりました。今後、願わくば、この球場で一番大きな本塁打を打ちたいと思います」と、意欲を見せていました。。

 レッドソックスの吉田正尚は「6番、DH」で出場し、3打数1安打1打点で打率2割6分。 

 ドジャースの1試合6本塁打は、6月11日のレンジャーズ戦での5本を上回る今季チーム最多本塁打。試合はドジャースが9-6で打撃戦を制し、レッドソックスに3連勝しました。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。