タイガース対ドジャース戦が14日(日本時間15日)、デトロイトのコメリカ・パークで行われ、「1番、DH」で出場の大谷翔平は、前田健太からの1安打を含む2安打を放ち、前半戦を終了しました。試合はタイガースが1点リードされた九回裏に2点入れ、4-3で逆転サヨナラ勝利を飾りました。
大谷は一回、初球を打って中直。三回の第2打席も初球を打って右直。五回の第3打席は、四回からリリーフ登板の前田と対戦し、二死走者なしからカウント2-1の場面で4球目のスプリットを鋭い当たりの遊撃強襲安打。すかさず二塁盗塁を試みたが、タッチアウト。八回の第4打席は二死走者なしから、左腕チェフィンの2球目の速球を打って右前打。この日は4打数2安打。
前半戦は370打数117安打、69打点、29本塁打、23盗塁、打率3割1分6厘で終えました。打撃3部門、盗塁数ともリーグトップ3の好位置に付ける大谷。後半戦は「三冠王」、「40-40」(40本塁打、40盗塁)、「トリプル3」(打率3割、30本塁打、30盗塁」など、数々の打撃の勲章に挑戦し、「ワールドシリーズ優勝」という究極の目標に向かっていくと思います。
大谷は13日にメジャー通算200号を打った時点で、打者として794試合目(他に投手専念で打席に立たずに15試合出場)の出場で「800試合以内で200本塁打以上、500打点以上、100盗塁以上」を記録した史上初の選手となりました。
実際の数字は「794試合、200本塁打、506打点、109盗塁」だが、投手との二刀流ながら、この成績を残しているのは、驚きでしかありません。投手としては、通算86試合に登板して38勝19敗、投球回数481回2/3、被安打348、奪三振608、与四球173、四死球24、防御率3.01。
前田は3番手の登板で3回2/3を投げ、被安打は大谷の1安打だけで、5奪三振、無四球、失点0の好投を披露し、チームの逆転サヨナラ勝利に貢献しました。先発投手として結果を残せず、中継ぎに回った前田だが、この日のような投球を続けていけば、再び先発投手に復帰する可能性も出てくると思います。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。