ドジャースの大谷翔平選手(30)は13日(日本時間14日)、デトロイトのコメリカ・パークで行われたタイガース戦に「1番、DH」で出場、五回に今季29号本塁打を放ち、メジャー通算200本塁打を達成しました。出場809試合目での達成で、投打の二刀流の先輩、ベーブルースは817試合での到達で、大谷は8試合早くマークしました。日本選手で200号は初の偉業で、日米通算でも248号と、節目の250本塁打にあと2本としました。

 大谷は一回、今季デビューしたばかりの右腕モンテロが1ストライクから投げた2球目の外角チェンジアップに、体勢を崩されながらも弾き返して右翼線の三塁打。1点を追う三回無死一塁の第2打席は空振りの三振に倒れました。

 そして2-2で同点の五回、この回先頭打者として第3打席に立ち、1ストライクから投げた真ん中のチェンジアップを振り抜くと、打球速度173.5㌔、角度24度、飛距離114㍍の弾丸ライナーが右翼ポール際へ突き刺さりました。これが6試合、24打席ぶりのの一発で、2018年4月3日の初本塁打から出場809試合目(打者としては794試合目。15試合は投手専念)での達成でした。

  日本人大リーガーの通算本塁打ベスト5は次の通りです(所属が複数の場合は、主な所属球団)。①大谷200本②松井秀喜(ヤンキース)175本③イチロー(マリナーズ)117本④城島健司(マリナーズ)48本⑤鈴木誠也(カブス)47本。

 1点リードの六回無死一、三塁の第4打席では、二ゴロに終わったが打点1を記録。さらに4点リードの八回は先頭打者で第5打席が回ると四球を選び、すかさず今季23個目の盗塁成功。ドジャースはフリーマンの犠飛で生還し、9-4と5点のリードで九回裏を迎えたが、一挙5点奪われ同点。

 延長十回、一死二塁で回った第6打席は申告敬遠で歩かされ、この回は無得点。その裏、タイガースが2点入れ、サヨナラ勝利。大谷はこの日、4打数2安打2打点1本塁打1盗塁2四球で、打率3割1部4厘。

 ベーブ・ルースをも上回るペースで200号に到達した大谷。どこまで本塁打を上積み出来るか、注目していきたいと思います。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。