米大リーグ機構が7日(日本時間8日)に発表したオールスターゲーム(16日、テキサス州アーリントン)のメンバーにカブスの今永昇太投手(30)が選出されました。日本選手がメジャー1年目でオールスターゲームに選ばれるのは、昨年の千賀滉大投手(メッツ)に続き9人目となります。
今永はDeNAからカブスに加わり、今季16試合で7勝2敗、防御率3.16。カブスと同じナ・リーグの指名打者部門ではドジャースの大谷翔平選手が先発野手を決めるファン投票で既に選ばれています。昨年のWBCではともに日の丸を背負って世界一に輝いただけに、今永は「まさか、そういう場で再び(大谷に)会えるとは思わなかった。この世界でもトップで走り続けている選手なので、成功の秘訣を聞きたい」と心待ちにしていました。
日本選手が新人で選出された年と成績は、以下の通りとなります。
1995年の野茂英雄投手(ドジャース)は、先発投手で出場し、2回、1安打、3三振。
2001年のイチロー外野手(マリナーズ)は「1番、中堅手」で出場し、試合途中に右翼手に回って3打数1安打。
03年の松井秀喜外野手(ヤンキース)は「7番、中堅手」で出場し、2打数1安打。
08年の福留孝介外野手(カブス)は「8番、中堅手」で出場し、2打数0安打。
09年の岡島秀樹投手(レッドソックス)、12年のダルビッシュ有投手(レンジャーズ)は選ばれたものの、ともに登板機会はありませんでした。
14年の田中将大投手(ヤンキース)は選ばれたものの、球宴直前に右ひじに違和感を訴えて故障者リスト入りしたため、上原浩治投手(レッドソックス)が代替出場しました。
23年の千賀投手も選ばれたが、登板機会はありませんでした。
さて、今永に登板機会はあるか、出場したらどんな成績を残すか、注目されます。
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1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。