ドジャースの大谷翔平は29日(日本時間30日)、サンフランシスコのオラクルパークで行われたジャイアンツ戦に「1番、DH」で出場し、2試合ぶりの26号本塁打を放ちました。

 一回、左腕ミラーにフルカウントから空振りの三振に終わった大谷。1-1で同点の三回は一死走者なしの場面で第2打席が回り、カウント1-2から2番手右腕ハワードの真ん中に入ってきたスライダーを捉えると、打球速度176.5㌔、飛距離125.6メートルの打球が高々とバックスクリーンに飛び込む勝ち越し本塁打となりました。

 これで通算打点は499となり、イチロー(780)、松井秀喜(760)に次ぐ日本選手3人目の500打点へあと「1」としました。また、日本選手トップの通算本塁打も197本とし、節目の200本塁打にあと3としました。

 4-5と1点リードされた四回二死一、三塁の第3打席ではハワードからカウント1-3で四球を選び、二死満塁と好機を広げました。ここでドジャースはスミスの遊撃内野安打で同点、フリーマンの押し出し四球で勝ち越しました。

 ジャイアンツに1点入り、6-6と同点の六回の第4打席では、二死走者なしの場面で左腕の双子投手、Ta・ロジャースに左飛に打ち取られました。

 試合は膠着状態となり、6-6のまま九回に。この回の先頭打者として大谷に第5打席が回ってきたが、クローザーの右腕ドバールに空振りの三振に仕留められました。

 延長十回、ドジャース、ジャイアンツとも1点ずつ入れ、十一回に進みました。ドジャースは無死二塁で大谷に第6打席が回ったが、申告敬遠。ここからドジャースは5連打や犠飛などで7点入れ、勝負を決めました。

 大谷は4打数1安打1打点1本塁打2四球で、打率は3割2分1厘。

 大谷の好調な打撃は続いており、500打点も200本塁打も、時間の問題となったようです。 

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。