ドジャースの大谷翔平は26日(日本時間27日)、シカゴのギャレンティード・レート・フィールドで行われたホワイトソックス戦に「1番、DH」で出場し、初回に今季3度目の先頭打者本塁打となる25号ソロを打ちました。これで10試合連続打点となり、球団新記録を樹立しました。

 大谷は一回、フルカウントからの6球目、右腕フェディーの甘く入ったカットボールを振り抜くと、打球速度183.3㌔、飛距離133.1㍍の打球が右中間席に飛び込みました。これで2試合連続先頭打者本塁打となったが、ともに初めてのスイングによる本塁打。ロードで2試合連続先頭打者本塁打は、ドジャース史上初の記録で、大谷は1試合で2つの球団新記録を作りました。

 三回無死一、二塁での大谷の第2打席は、ストレートの四球を選び、無死満塁。続くT・ヘルナンデスの右犠飛とフリーマンの右翼線2点二塁打で、ドジャースは3点加え、リードを4点に広げました。

 五回、この回先頭で迎えた大谷の第3打席は、初球のカットボールを打って、三邪飛に倒れました。

 七回、二死一塁で迎えた大谷の第4打席は、フルカウントから四球を選びました。

 大谷はこの試合、2打数1安打、1打点、1本塁打、2四球で、打率3割2分2厘、25本塁打、61打点。

 ドジャースのストーンは九回まで投げ抜き、投球数103、被安打4、奪三振7、四死球0、無失点のメジャー初完封でチームトップの9勝目(2敗)。

 ドジャースは4-0の勝利で4連勝。貯金を今期最多の20としました。

 大谷は最近10試合で8本塁打と量産しています。また、6月の通算本塁打数は月別で最多の53本で、2番目に多い5月の34本を大きく上回っています。特に最近はボール球をキッチリと見極め、四球も増えてきたが、打率首位をキープしているのは、ボール球を振らないことが大きな要因だと思います。

   ◇◇◇◇

 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。