米大リーグ機構は24日(日本時間25日)、週間最優秀選手(MVP)を発表し、ナ・リーグではドジャースの大谷翔平が5月第1週に続いて、今季2回目の選出となりました。ア・リーグのエンゼルス時代を合わせ、通算では日本選手最多を更新する9回目となりました。17~23日の対象期間中、24打数11安打で打率4割5分8厘、4本塁打、11打点を記録しました。

 絶好調の大谷は同日、シカゴのギャレンティード・レート・フィールドでのホワイトソックス戦に臨みました。相手投手の左腕クロシェは160㌔の速球とカットボール、スライダーが武器の剛腕で、過去の対戦は2打数2三振と、抑えられています。

 一回、クロシェは4球目まですべて160㌔近い速球を投げ、カウント2-2からのスライダーを大谷は空振りの三振。

 三回、一死走者なしでの第2打席は、1ストライクからの2球目のスライダーを打ち損じ、遊ゴロに終わりました。

 五回、二死走者なしでの第3打席は、カウント1-2からの3球目の159㌔のフォーシームを見逃しの三振に仕留められました。クロシェは六回二死を取ったところで無失点で交代。大谷はクロシェに通算5打数0安打4三振と、苦手投手となりました。ドジャースの先発パクストンも5回無失点で交代しました。

 七回、ドジャースは一死三塁からK・ヘルナンデスの適時二塁打と相手失策で2点先取。大谷は二死二塁で第4打席を迎えたが、ストレートの四球を選びました。

 九回、一死三塁で第5打席が回り、初球のスライダーを打ち上げて中犠飛とし、8試合連続打点をマークしました。

 大谷はこの試合、3打数0安打1打点1四球で、打率は3割1分8厘と少し落としたが、打点は58に増やしました。

 ア・リーグのホワイトソックスとの試合は多くないが、大谷が今度クロシェと対戦するときは安打、本塁打を放ち、雪辱したいところだと思います。   

    ◇◇◇◇

 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。