米大リーグは15日(日本時間16日)、全米各地で行われ、シカゴのリグレーフィールドで行われたカブス対カージナルス戦では、カブスの先発今永昇太が7勝目(1敗)を挙げ、防御率も1.89でリーグ3位に浮上しました。

 今永は、得意のスプリットを低目に決めて2つのアウトを三振で奪う上々の立ち上がりを見せるなど、三回まで1安打無失点に抑えました。四回に一死三塁から犠飛で先取点を許したが、その裏、カブスは「4番、右翼」で出場の鈴木誠也が無死一塁から左前打で好機を広げ、この回2点を取って逆転に成功しました。

 今永は七回まで投げ、メジャー最多の103球、被安打4,奪三振6、四死球1、失点1の好投で、チームの5-1の勝利に貢献しました。鈴木は、3打数2安打1四球で打率は2割6分7厘に上げました。

 ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたドジャース対ロイヤルズ戦は、先発の山本由伸が二回まで無失点だったが、三回のマウンドに上がることなく、降板しました。球団によると、右腕の筋肉の張りのため、急きょ交代ということです。山本の投球内容は2回、投球数28、被安打1、奪三振1,四死球1、無失点でした。

 「2番DH」で出場の大谷翔平は、3打数無安打で、打率は3割5厘に下がりました。

 山本の故障だけでなく、今季の日本投手は、故障者が続出しています。

 パドレスのダルビッシュ有は、日米合計200勝を達成するなど、好調なスタートを切ったが、左足付け根の張りのため故障者リスト入りしました。復帰時期は未定です。

 メッツの千賀滉大は、右肩を痛めて、シーズン当初から故障者リストに入ったままです。メジャー1年目の昨季、12勝、防御率2.98の活躍を見せただけに、残念な結果となっています。メッツのメンドサ監督は、復帰は7月のオールスター後になるだろうとの見通しを示しているが、果たして復帰はいつになるでしょう。

 メッツの藤浪晋太郎は、今季はマイナーの3Aでプレーしていたが、5月中旬に右肩の張りで故障者リストに入りました。復帰時期は未定です。

 4投手の早期の復帰を祈るのみです。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。