米大リーグは13日(日本時間14日)、全米各地で行われ、ボストンのフェンウェイパークで行われたレッドソックス対フィリーズ戦では、レッドソックスの「5番、DH」で出場の吉田正尚が4月28日以来、48日ぶりの安打を放ちました。

 左手親指付け根を痛め、5月1日にメジャー2年目で初めて負傷者リスト入りした吉田は、2日前に復帰。この試合では四回二死一塁の第3打席でチェンジアップをとらえ、右前打を放ちました。

 それでも吉田は試合後、「ヒットは出たが、一喜一憂していられない」と、浮かれる素振りは全く見られませんでした。吉田はこの試合、5打数1安打で打率は2割6分4厘。試合は9-3でレッドソックスが快勝しました。

 ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたドジャース対レンジャーズ戦では、ドジャースの「2番、DH」で大谷翔平が先発出場しました。

 初回に2点先取されたドジャースはその裏、一死走者なしで大谷に最初の打席が回ってきました。相手投手は、2022年にエンゼルスで一緒にプレーした右腕ロレンゼン。今季は10試合に登板して3勝3敗、防御率3.05。大谷は1ストライクから2球目のチェンジアップを打って二ゴロに倒れました。

 ドジャースは0-3で迎えた三回、二死一塁で第2打席が回り、カウント2-2からシンカーを打ち、いい当たりの左翼ライナーに終わりました。六回一死走者なしでの第3打席は、1ボールからカットボールを打って二ゴロに仕留められました。

 ドジャースは八回、連打で無死一死一、三塁の好機を迎えました。しかし、レンジャーズの2番手右腕ロバートソンは、ベッツ、大谷、フリーマンを、前夜に続き三者連続三振に仕留めました。大谷は4打数無安打で、打率は3割6厘に下がりました。試合は3-1でレンジャーズの勝利。レンジャーズは1999年6月以来のドジャースタジアムでの勝ち越しとなりました。

 フロリダ州のトロピカーナフィールドで行われたレイズ対カブス戦では「4番、右翼」で出場の鈴木誠也は3打数無安打に終わり、打率は2割6分5厘。試合は3-2でレイズが勝ちました。

 大谷、鈴木は次戦での活躍に期待したいと思います。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。