ドジャース対レンジャーズ戦が12日(日本時間13日)、ドジャースタジアムで行われ、ドジャーズの「2番、DH」で出場した大谷翔平は、本塁打争いでトップに1本差に迫る2試合連続連続17号本塁打を放ちました。

 ドジャースは一回、一死走者なしで大谷に第1打席が回りました。レンジャーズの先発の右腕グレイには過去10打数4安打2本塁打5打点と、相性のいい投手。フルカウントからの6球目、低めのスライダーをジャストミートすると、打球速度169.3㌔、飛距離129.2㍍の打球は前夜の本塁打とほぼ同じ場所の右中間席に達し、先制点を入れました。 

 2試合連続本塁打は、3戦連発も含めると今季4度目だが、2日連続は5月4~6日に3日連続アーチをかけて以来2度目。さらにレンジャーズ戦は対戦球団別では最多の21本塁打を打っており、「2試合連続」はこうした精神的に有利な面も加わっていたと思われます。

 ドジャースは三回、無死一塁で大谷の第2打席が回り、1ボールからの2球目、外角のチェンジアップを完璧にとらえ、弾丸ライナーが右翼へ飛んだが、野手の正面で捕球されました。五回は二死走者なしで第3打席が回り、カウント1-2から直球を打ち上げ、中飛に倒れました。

 ドジャースは1-3と2点リードされた八回、一死走者なし大谷に第4打席が回り、空振り三振に倒れました。この日は4打数1安打1打点1本塁打で、打率は3割1分1厘となりました。試合は3−2でレンジャーズの勝利。

 フロリダ州のトロピカーナフィールドで行われたレイズ対カブス戦では、今季初めて4番に入った鈴木誠也が4試合ぶり、今月に入って3本目の8号本塁打を放ち、試合も4-3で勝利。鈴木はこの試合、4打数2安打1打点1盗塁で、打率は2割6分9厘となりました。

 大谷も鈴木も打撃復調の兆しが見えてきました。あとは、この日出場機会のなかったレッドソックスの吉田正尚の復調が待たれます。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。