米大リーグは11日(日本時間12日)、全米各地で行われ、ロサンゼルスのドジャースタジアムで行われたドジャース対レンジャーズ戦では、ドジャースの「2番、DH」で出場の大谷翔平が六回、一死一塁の第4打席で右中間席に16号2ラン本塁打を放ちました。打球速度183・8キロ、飛距離132㍍の特大弾で、この日は2打数1安打2打点1本塁打3四死球1盗塁で打率3割1分2厘。試合はドジャースが5本塁打を含む14安打で15-2と圧勝しました。

 ボストンのフェンウェイパークで行われたレッドソックス対フィリーズでは、左親指付け根痛で故障者リストに入っていたレッドソックスの吉田正尚が4月28日以来約1か月半ぶりに「5番、DH」で復帰しました。結果は3打席立って2打数無安打、1四球で打率2割6分8厘。試合は4-1でフィリーズの勝利。

 ミルウォーキーのアメリカンファミリーフィールドで行われたブブリュワーズ対ブルージェイズ戦では、ブルージェイズの先発菊池雄星が5回3安打5三振4四球無失点の好投で4勝目(5敗)を挙げました。試合は3-0でブルージェイズの勝利。

 フロリダ州のトロピカーナフィールドで行われたレイズ対カブス戦では、カブスの「2番、右翼」で出場の鈴木誠也は、5打数無安打に終わり、打率は2割6分4厘。試合は5-2でレイズの逆転サヨナラ勝利。

 デトロイトのコメリカパークで行われたタイガース対ナショナルズ戦では、タイガースの先発前田健太が4回1安打5三振4四球の1失点で、勝敗は付きませんでした。試合はナショナルズが5-4で勝利。

 一方、花巻東高校(岩手)からカリフォルニア州の名門・スタンフォード大学に進学する佐々木麟太郎内野手(19)は、ドラフト候補の有望株が参加する「MLBドラフトリーグ」のトレントン・サンダーのメンバーとして、フレデリック・キーズ戦に「4番、一塁」で出場し、第2打席で右越え本塁打を放ちました。佐々木は同大への正式な入学は9月だが、既に野球部の一員としてトレーニングは続けています。

 今季は故障者リストに入る日本選手が多いが、吉田が復帰し、あとはダルビッシュ有(パドレス)、千賀滉大(メッツ)の早期の復帰を期待したいと思います。

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 1984年の王監督の時から藤田、長嶋、原監督の時代まで20年以上、巨人を担当した某新聞社運動部元記者。